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あなたのバートリ・エルジェーベトはどこから

2023/02/19


なんとなく毎週日曜あたりに、何かしらは更新したいと思います。

エドガーさんが初登場してエヴァンくんの話をするやつです。

すでに漫画で描いた話だけ更新するのもなんなので、
お話の中に出した歴史の話をちょっとしようと思います。

バートリ・エルジェーベト


さて、バートリ・エルジェーベト。またはエリザベート・バートリー。
言わずと知れたハンガリーの連続殺人者です。
オタクの必須履修科目と思い込んでいるのですが、一般の知名度ってどれくらいなんでしょうか?

貴族の家に生まれ、娘たちを攫ってきては残虐行為をしていたといわれる女性。
犠牲者の数は言ってる人によってブレてるようなのですが本人の記録で650人ていうのと、
『血の伯爵夫人 エリザベート・バートリ』(桐生 操)で「六百余人」となっていたので、
うちの作中でも百人単位にしました。多い方が怖いし。

竜との関係を紹介すると、バートリ家は紋章が竜の牙なんです。
日本語Wikipedia だとシンプルな赤と白のギザギザなんですが、
牙ですね。
これ何が由来なんだろう?と思って検索してたら
Vitusというご先祖が沼地の竜を退治したときに、
「勇敢な」という意味のBáthoryバートリーという名前で呼ばれた。らしいです。

あとハンガリーということでドラゴン騎士団も関係ありそう。
こちらも聖ゲオルギオスの関係で竜なのでしょうが、
善いものではなくて倒した悪いものをシンボルにするのってどうなんでしょう?
加藤清正の虎退治みたいな感覚なのかな…。

エリザベートが娘たちを殺した方法や数が衝撃的に語られますが、
なんやかんや言っていちばん怖いポイントは
「貴族の娘も殺したから問題になった」ていうところだと思っています。
召使いや平民を理不尽に殺したくらいだとそんなに異常じゃないそうで、
中世って本当に、人間が人間扱いされてないですね。

竜がいない現実世界でも人間はこの通りなので、
うちのエヴァンくんも別に育ちに関係なく変な人なんじゃないかと思います。


自分のバートリ・エルジェーベトはここから


さて、そんなエリーザベト・バートリーですが、
オタク知名度が高すぎて、最初に何で知ったのかしばらく思い出せませんでした。

Fateシリーズのエリちゃんは明らかに最近だし…。
「ベルサイユのばら 黒衣の伯爵夫人」を読んだのも大人になってから…。
この機会に読み返したんですが本当にベルばら全ての線が美しいですね…。

と、思って過ごしていたら、思い出しました。

「シャーマンキング」の聖・少・女
アイアンメイデン・ジャンヌが「鉄の処女」に入ってるじゃないですか。
初めてあの「鉄の処女」を調べたときに、
考案者がバートリ・エルジェーベトという伝説を読んだのが最初だと思います。

小学生の子供心に拷問器具が本当に怖くて、
というかもう死やら血やらがだいたい全部怖くて、
シャーマンキングのアニメ見ながら頻繁に具合が悪くなったのを覚えています。

でもだんだん…こう…クセになって……
具合悪くなるくらい刺激がある作品が大好きになってしまいました。

自分の創作も、具合悪くなるくらい迫力でるよう頑張ります!
恐怖に関連する事柄、竜に関連する事柄は
今後もちょいちょい史実と作中独自設定なんかを書いていきたいと思いますので
オカルトやちょっと怖い話が好きなかたはぜひお付き合いください。