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佐久井 和春の創作作品『絶滅のための竜科学』のサイトです。小説と、世界観・挿絵イラスト、たまに漫画。竜が実在する19世紀の近代ファンタジーSF。人を食べる竜と美青年竜科学者の不穏なサイコサスペンス。作品についてそのうち性や暴力に関する表現を含む予定です。直接的な描写はありませんが大人向け作品としてお楽しみください。 作品の内容は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。 転...
佐久井 和春の創作作品『絶滅のための竜科学』のサイトです。小説と、世界観・挿絵イラスト、たまに漫画。竜が実在する19世紀の近代ファンタジーSF。人を食べる竜と美青年竜科学者の不穏なサイコサスペンス。作品についてそのうち性や暴力に関する表現を含む予定です。直接的な描写はありませんが大人向け作品としてお楽しみください。 作品の内容は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。 転...
一次創作の作者なので、自分の書いたものについて逐一執拗に語ります。noteに竜科学の紹介記事を書いてみました。作品はこちらのサイトで更新していきますが、とりあえずはじめての方への入り口として。noteを見る人は文字が得意な脳になっていると思うので、なんとなく文章多めにしてみましたがどうでしょうか。心が汚れているので、見出しや太字で言葉を強調していると、悪質な詐欺をはたらいている気持ちになってきます。統一さ...
灯りをともした護送馬車が、研究所の前に停まった。黒い上着に制帽を被った警官2人が扉を開け、1人の男が降ろされる。変哲のない簡素な服装であったが、金属音を立てる手枷足枷から彼が囚人であるとわかった。すでに雨は止んでいるものの土は水を含み、馬車から降りた足元には泥が跳ねた。 倉庫のように大きい、竜舎を見上げる。まだ完全に日が落ちる時間では無いが空には暗雲が垂れ込め、あたりは夜のように暗い。これが人生最...
2023/01/31 ブログサイトらしい使い方もしていこうかなと思い、日記などを書いてみます。なんとなく、まとまった文章の方がSNSよりも気軽な世界に来てしまいました。よく考えたら昔あこがれてた絵描きさんたちがやってたのもブログだしなあ…と思いながら2010年代のインターネットに気持ちが戻っています。創作の内容に関わることは記事タイトルでわかるようにしますので、今回のようなゆるいタイトルの時は、同人誌のあと...
「先生! 先生の竜科学の講義、今回だけって本当ですか?!」 講義の終わった教室内。残った学生たちが、教壇の前に集まって何やら話をしている。 先生。そう呼ばれたエヴァン・キャンベルは、学生の勢いに少しきょとんとして「はい」と頷いた。 細身で、すらりとした立ち姿の青年である。ひとつに結ばれた銀の髪は、近くで見れば根元が丁寧に編み込まれていた。首元のタイは上品な淡い色で、柔らかな蝶結びにされている。整っ...